遅くやってきたランナーのつぶやき


社長のひとり言
by aiclean_hitokoto
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

悪の民主主義 小室直樹著


悪の民主主義 小室直樹著_f0081486_814281.jpg
題名だけを見ればあまり手にしたくない種類の本であると思う
架空デモクラシーは日本を廃人国家へと導く!と帯にある
戦後教育の荒廃、真のエリートの不在・・・自由と平等は一つ間違えばもっとも危険な思想となる
難しい本だ、少なくとも私にとっては
なぜなら黙って2回読んだ、こんなことは初めてのことだ!
私は時間に追われていて(?)同じ本を読むことは少ない、同じ読むなら新しい本をというタイプです。
この本に限って黙って二度読んだのだ。

本題
私は今の日本の有り様には納得がいってない!
それをきちんと表現できないからもやもやしている・・・
ところがこの著者小室直樹氏はきっぱりと言う。
戦後民主主義は教育を殺し、ついに無目的殺人少年を生んだ。
誤解された平等が作った受験地獄は、連帯を破壊しつくして激甚な無連帯をはびこらせた。
今の日本の教育が重病であることはたしかである。
民主主義の誤解で死に至る病なのだ。そのために、日本の舵取りの役人は腐朽し、経済は堕落しはてた。悪いことをしても、貂として恥じない。
このままでは日本は滅びるしかない。
原因は民主主義の無理解である。

さて民主主義の本すじ、根本要諦を理解していた議員は田中角栄しかいなかった。
提出者として33件同僚議員との共同提出や協力して成立させた関連法案は84件、実に前代未聞!
建築士法、住宅金融公庫法、公共住宅法、ダム法、河川法、道路法、港湾法、高速道路法、新幹線整備法、地域開発法・・・等々社会的弱者に対する救済立法!!
議員が何をしなければいけないかが分かっていた。
しかし残念な事に葬り去られてしまった。
あらためて残念な思いだ。
田中角栄につづく人が出てきて欲しい。
デモクラシーとは実現された状態ではない。
それを目指して試行錯誤するべき努力目標である。
それにしてもこの日本どうすれば良いのか???

by aiclean_hitokoto | 2006-09-25 08:21 | 読書&映画,舞台など
<< ホロルルが近い!! 秋近し >>