遅くやってきたランナーのつぶやき


社長のひとり言
by aiclean_hitokoto
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ある時まで 連合赤軍メンバーは普通の青年だった

『連合赤軍』関連の文章を続けて数冊読んだ。
永田洋子3冊、坂口弘3冊、植垣康博1冊、大泉康雄の著作2冊計9冊。
年齢的に同世代に近いために共感できる部分がたくさんあった。
高校を卒業するまでのエピソードは私たちが体験した青春と変わらない。
戦後の高度成長期に沿っておそらく前人が経験したことのない幸福な青春を送っただろう。一方あの頃は確かに共産主義が理想として存在していた。
若いエネルギーの発散がデモの勢いを増加させていた。
彼らはある日ある時重大な第一歩を踏み出したのだろう・・・
その一歩は周りの友人達が追いつけないような独自の獣道へと迷い込んでいった。

だがしかし仲間を殺めてしまうと言う行為がなぜ出来たのか。
それがなぜ連続して起きたのか。

最高責任者たる森恒夫、永田洋子が逮捕されず、あのまま浅間山荘での出来事がなければさらに仲間の数名が亡くなっただろう。
仲間を抹殺することはとりもなおさず自分も同じ目に会うはず。
そのことに気づきながらやらざるを得なかった。
逃げることは出来なかった。

最高責任者の森恒夫は収監中に自殺してしまった。反省し、あまりの自分の行為に対し嫌悪を感じ自殺したのだろうか。
絶えられなくなる気持ちは判る。
あさま山荘で逮捕され現在千葉刑務所で収監中の吉野雅邦は毎日をどの様な気持ちで過ごしているのだろう。
彼は8ヶ月の身重の婚約者の殺害にも関わっていた。自分の子供も婚約者とともに葬ってしまったのだ。
もうすでに35年もの間シャバと隔絶された牢獄の中に居る。

ある時、重大な一歩を踏み出さなかったとしたら・・・
三菱商事の幹部の次男として生まれ横浜国大でコーラス部で活躍した彼はその後どんな人生を送ったことだろう。
そこのところがなんとも割り切れない。

こんなはずじゃなかった・・・

と、何度も何度も繰り返しつぶやいたのではないだろうか。

by aiclean_hitokoto | 2007-11-05 19:26 | 読書&映画,舞台など
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